荒野のカーペンター

2008'01.13.Sun
 今朝放映されたフジテレビ系列「報道2001」の番組最後の提供バックに流れる「永田町ベストショット」、今回、麻生さんもご登場です。



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 中川昭一さんが、麻生さんに肘で小突かれてます(笑)。
 また「アハ〜ン」とかそういうお話・・・?
 それにしても、ANAや平沼さんの話題が週刊誌や新聞などイエロージャーナリズムを賑わす今日この頃ですが、ついあの「アハ〜ン」を思い出して笑ってしまいます。



【社説】週のはじめに考える 源氏物語千年紀の夢
東京新聞 2008年1月13日

 人知れず神のゆるしを待ちし間にここらつれなき世を過ぐすかな(光源氏)−つれない世の中で千年読み継がれてきた源氏物語。伝統文化の力を感じます。

 「この物語が宿している普遍的な人間性洞察の力、それを表現する瑞々(みずみず)しい感性と豊かな想像力、そしてまた、この物語を幾十の世代にもわたって最も大切な宝としてきた日本人の文化−それらを二十一世紀の世界の人々にさらに伝えていきたい」

 梅原猛、千玄室、ドナルド・キーン各氏らを代表とする源氏物語千年紀委員会のよびかけ文です。確かに文学、映画、テレビ、歌舞伎、能、宝塚歌劇、邦楽、現代音楽、漫画など源氏物語は多岐にわたり日本文化に大きな影響を与えてきました。

 各地で多彩な記念行事

 源氏物語はいつ完成したのか。正確には分かりませんが、「紫式部日記」の寛弘五(一〇〇八)年十一月の項に、宮中で既に読まれていたらしい記述があるので、ことしを千年紀とし、十一月に京都国際会館で式典が開催されるほか年初から各地で多彩な行事が始まります。

 ノーベル賞が十一世紀にあったなら、この長編を書いた紫式部は、イラン最大の民族叙事詩「シャー・ナーメ(王書)」を九八〇年ごろから三十年余をかけて完成させたフィルドゥーシーと並んで文学賞を受賞したに違いありません。

 「一条朝に『源氏物語』が誕生したことは偶然ではなかった」と「源氏物語の時代(一条天皇と后たちのものがたり)」でサントリー学芸賞を昨年受賞した山本淳子京都学園大准教授は書いています。藤原文化が花開いた一条天皇の世には源氏物語のほか「枕草子」(清少納言)、「和泉式部日記」「拾遺和歌集」など物語、日記、詩歌といった国文学が隆盛を極め、しかも後宮に仕えた女性たちによる作品が目立ちます。かな文字の発達、和歌の流行とも無関係ではなかったでしょう。

 アニメ文化は盛んだが

 さて「源氏」から千年の時を経た二十一世紀。私たちは、この古典文学に匹敵する文化財をどのくらい生み出しているでしょうか。源氏物語は谷崎潤一郎、与謝野晶子、窪田空穂、円地文子、瀬戸内寂聴氏らの作家・歌人たちによって現代語訳になっているほか、英語、フランス語、中国語、ロシア語など十以上の言語に翻訳されています。

 日本の非関税障壁ともいわれる日本語による文学が、これほど広く翻訳されていることに私たちは誇りを覚えます。もちろん現代でもノーベル賞作家の川端康成、大江健三郎氏らの作品が外国語に翻訳されていますが、グローバルな広がりという点ではアニメや漫画が日本文化の象徴になっています。「マンガオタク」といわれる麻生太郎前自民党幹事長は近著「とてつもない日本」で「日本のマンガやアニメ、ポップス、ファッションなどの若者文化は国境を越えて、世界中の若者の価値観に影響を与えている」と強調します。同氏は「源氏」についても牧美也子さんの漫画「源氏物語」を読んでみては、と勧めています。

 確かに麻生氏が指摘するように日本で売り出されるゲームソフトを素早く攻略するために日本語を習得する外国人の若者が増えている側面もあるでしょう。アニメ、漫画、カラオケ、ゲーム、ファッション、アートといったポップカルチャー分野で日本が先進国になっていることを否定するものではありません。

 しかし同時に、日本や日本人に関する各種のランク付けが最近、下降線をたどっている事実も見逃せません。たとえばOECDが昨年発表した「生徒の学習到達度調査」によれば日本の高校一年生の読解力は十四位から十五位に、数学的応用力は六位から十位に、科学的応用力は二位から六位に下がっています。また内閣府の調べでは二〇〇六年時点で世界経済に占める日本の比率は10%を切り、豊かさの国際比較(社会経済生産性本部調べ、〇七年)でもOECD加盟三十カ国のうち総合順位で七位と、前年よりランクを一つ下げました。

 こんな統計もあります。一昨年、世界中で開催された九千件近い国際会議のうち日本で開かれたのは百六十六件と、わずか1・8%。中国、韓国、シンガポールなどでの開催が増えているのに日本開催は減少し、十八位に後退しました。

 このことが話題になった昨秋の国立京都国際会館の評議員会では大型ホール建設とともに「日本の魅力」向上についても討議されました。

 源氏物語千年紀が、こうした日本力の下降を食い止め、伝統文化を世界に広めるきっかけになってほしいものです。
 言語力向上の年にしたい

 歌人の俵万智さんは「千年前に生きていた紫式部が登場人物に宿した愛は普遍的なのである。特に和歌という定型の中で凝縮した言葉として、永遠に生き続けている」(「愛する源氏物語」)と言います。

 国民の文字・活字離れを食い止め、言語力向上の年にしたい−初夢で終わらせたくありません。


 マンガというと麻生さんの名前がこうしてぱっと上がるようになった昨今ですが。
 実のところ、麻生さんはマンガの持つ力を大変重要視しているのは確かですが、マンガ一辺倒ということはないのですね。
 「をちこち」NO.19(2007年10・11月号)では、日本マンガ学会会長の呉智英氏との対談で、こんな対話を繰り広げています。



麻生 でも、考えてみたら「鳥獣戯画」だって、「源氏物語」の絵巻物だって、基本的には絵で物語や笑いが描かれているわけでしょう。鎌倉時代の前ですから、もう10世紀から11世紀ぐらいには日本にそういうものがあった。

 そうですね。平安期ですね。

麻生 だから、日本のマンガの歴史はけっこう古い。

 そうですね。

麻生 日本では、地が読める人の方が何となく偉い、深刻ぶっている人の方がインテリだ、と思い込んでいる人間もいっぱいいるでしょう。僕はああいう深刻そうな顔をして深刻な話をするような人に、本当に優秀な人はあまりいないと思うんだなあ(笑)。

 そう言っていただけると、われわれマンガ好きの人間は大変心強いですね(笑)。

麻生 例えば、中国語で『三国志』を読めと言われても、読める者はまずいません。しかし、横山光輝の描いたマンガの『三国志』を読んで、それから本物の『三国志』に上がっていけば、読めるようになる。難しい話を因数分解してわかりやすくする。その分解する方程式の手段が、マンガだと考えたらいいんでしょう。マンガしか読めないのも困るけど、難しい本しか読めないというのも・・・・・・。

 それもまた困ったもんですね。

麻生 私もそう思いますよ。きちんとした本も読んでます、そのほかにマンガも読みます、というように、両方出来たほうがいい。


 この「両方出来たほうがいい」というのが、実に麻生さんらしいところ。
 極端な方が論としては綺麗に見えるし、勢いがあるので話題にもなりやすい。
 でも麻生さんはそうは言わない。
 「どちらも大切、どちらもきちんとしなくてはならない」とはっきり口にします。
 それはことマンガに限った話ではないのですが。

 世の中早々割り切れることなんてない。
 AとBで二者択一なんてことはなかなか難しい。
 「Aはここが良いけどあの面においては宜しくない」とか「Bをやることによってこういう悪い点が考えられるが、それ以上のメリットがあるのでデメリットは含みおく」とか。
 さまざまな条件を勘案しながら進んでいかなくてはならない。
 特に物を打ち立てていくにはそうした現実に正面から向き合う根気のよさが大切なわけで、最近巷でよく聞くところですが、もしすべてのものが破壊されてしまっているというのだとしたら、なおさら、骨組みから作っていかなくてはいけない現在、先に立って陣頭指揮を取ってもらいたい人というのは、かなり限られていると思ってしまうのでした。



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新宿での街頭演説(2007/9/22)

2008.01.13 23:50 | 麻生太郎さんのこと | トラックバック(1) | コメント(1) | 記事URL |

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2008.01.14 22:57  | # [ 編集 ]

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