揚々軒昂、麻生太郎
2008'01.06.Sun

飯塚市での講演1(2008/1/5)
昨日の飯塚での講演がいろいろと記事になっています。
審議前倒し法案、絞り込み必要・自民、麻生氏が指摘
自民党麻生派の麻生太郎会長は5日、福岡県飯塚市での会合で、予算関連法案の一部を予算案審議より先に処理する与党方針について「どうしても必要なものもあるし、そうでないものもある。徹底した議論を尽くしたうえで、どうするかという話をすべきだ」と述べた。早期処理する法案は絞り込むべきだとの考えを示したものだ。
参院で否決された法案を衆院での再議決で成立させることに関しては「憲法で決められたことだが、何でも全部それでやろうというものではない」と強調した。(07:03)日本経済新聞 2008年1月6日
麻生氏、「3分の2条項」ルール作りを
自民党の麻生前幹事長は、法案が参議院で否決された場合、衆議院で3分の2以上の賛成で再び可決出来る憲法の条項を巡り、再可決する場合のルール作りを今後政党間で協議すべきだという考えを示しました。
「何でもかんでもというわけではなくて、徹底した議論をした上でどうするか、きちんと3分の2条項を使うルール作りというものを与野党において解決されるべき」(自民党・麻生前幹事長)
麻生氏は、政府与党が今の国会で最重要と位置づける給油継続法案について、参議院で否決されても衆議院で与党の3分の2以上の賛成で再可決・成立させるべきという考えを改めて示した上で、今後、再議決を行う際のルール作りについて与野党間で徹底的に議論する必要があると強調しました。
また、「外交・防衛や迅速性が必要な問題については政府の責任で3分の2条項を使って然るべき」と、内容によっては給油継続法案以外にも再議決を行うべきであるという考えを示しました。
さらに麻生氏は、衆議院と参議院で多数が異なるいわゆる“ねじれ国会”に今後どう対応していくかは、与党だけでなく参院第一党の民主党にとっても大きな課題だと指摘し、与党の政策などへの民主党の歩み寄りに期待を滲ませました。(05日19:02)TBS Newsi 2008年1月5日
そんな中でも一瞬首をかしげたのがこちらでした。
「なんでもかんでも3分の2で再可決は問題」麻生氏
自民党の麻生前幹事長は、法案が参議院で否決された場合に衆議院の3分の2の賛成で再可決することについて、「なんでもかんでもやるのは問題だ」と述べ、与野党でルール作りをすべきだという考えを示しました。
自民党・麻生前幹事長:「なんでもかんでも(衆院3分の2の再可決)でやるのかというところが問題であって、3分の2を使うルール作りを与野党によってされるべきだ」
麻生氏は「外交や防衛などは3分の2条項を使ってしかるべきだ」と述べて、新テロ特措法案は、衆議院の再可決で成立させるべきだという考えを示しました。そのうえで、どのテーマなら3分の2条項を使えるか与野党が話し合う必要があるという認識を示しました。
一方、中川元幹事長は、福田総理大臣が今月中旬の内閣改造を断念したことについて、「やむを得ない」と語りました。
自民党・中川元幹事長:「(福田総理が)すべてを考えられた結果、本格改造は困難と判断したんでしょう。やむを得ないと思っています」
内閣改造推進派だった中川氏は、このように残念そうに語り、内閣改造をしなくても政策面で「福田カラー」を出すべきだと述べました。ANN 2008年1月6日8時18分
うーん、ひとつにまとめる内容なのか?
まあでも政界再編に関しては最近こんな人も言っていましたねえ。
自民の山崎拓氏「再編の原動力、リベラル含む新保守勢力」
自民党山崎派の山崎拓会長は4日、福岡市での会合で今後の政局について「衆院選後に大連立や政界再編は避けられない」との見通しを示した。再編の枠組みに関しては「原動力はリベラル勢力を含む新保守勢力だ」と述べ、自民、民主それぞれ一部と公明による政権樹立に期待する考えを表明した。
尾辻秀久参院議員会長は同日の南日本放送の番組収録で、衆院選の時期について「早くて秋以降かなという感じは持っている」と語った。(04日 20:56)日本経済新聞 2008年1月4日
「リベラルを含む保守」とかワケわからん。何でもありってことかいな(笑)。
そういえば以前こんな記事があったなあと思い出しました。
安倍の祖父は元首相の岸信介、父は元外相の安倍晋太郎。一方の麻生は、祖父が吉田茂、先祖は明治の元勲、大久保利通にさかのぼる。共通する「毛並みの良さ」もあり、安倍政権発足以来ぴったりと息を合わせてきたが、元々は疎遠だった。両者が親しくなったのは安倍が官房長官、麻生が外相に就任した2年前からだ。
安倍が親友の塩崎恭久(前官房長官)を外務副大臣に押し込んだことに麻生が激怒。その「手打ち式」として銀座のラウンジに繰り出したことがきっかけだった。ここで14歳の年の差を超えて意気投合し、昨年秋の総裁選では2人は対抗馬となるが、友情は続いた。
安倍は1年前、首相就任にあたり、麻生を幹事長に起用しようと考えた。しかし、このときは森らの説得で断念。だが、外相に迎え入れ、二人三脚で「主張する外交」路線を進めてきた。
「ライバル同士なのになぜ馬が合うのか」と周囲がいぶかしむと、麻生はこう説明した。
「おれと安倍の政治信条や国家観はほとんど一緒だ。ついでに敵も一緒だ。ケンカしようがないじゃないか」
麻生のいう「敵」が、元幹事長の加藤紘一や元副総裁の山崎拓らを指すことは明白だ。つまり、安倍が「安倍−麻生」体制を選んだということは、政権の求心力が低下しているこの時期に、あえて「敵に対して妥協しない」という意思を示したともいえる。(敬称略)『【内閣改造 土俵際の再出発】(上)意中の候補、次々断念』より
産経新聞 2007/08/28 08:05
加藤紘一さんに関してははっきりと名指ししていたことがありましたねえ。
当ブログではもう何度も引いていて恐縮なんですが、あらためて。
1993年の麻生さんの文章です。
『「反・反共」』
昨年七月の参議院選挙が自由民主党の惨敗に終ってからというものは、政治は著しく安定性を欠くことになり、選挙後は野党共闘だの菅政権樹立だのと、いろいろマスコミを賑わせましたが、菅直人の品行の悪い話もあって、結局自自連立の方向となりました。
マスコミはやれ数合わせだ、野合だ、理念がどうのと叫んでいるようですし、自民党の中にも小沢自由党との和解に対する警戒心や反発心も存在しています。しかし私に異見をいわせて戴ければ、この政治的不安定の因は約五年前「反自民」の名の下に理念も政策も違う少数政党が集まって、細川政権を作ったのに始まるんじゃないかと思います。
その結果は記憶に新しいところだとは思いますが、細川、羽田で一年と続かず、村山政権となりました。水と油と思われた自民党と社会党がそれなりに継続したのは村山総理の決断によって、戦後最大の政治問題といわれてきた安保、自衛隊、日の丸、君が代などの大問題が解決し、水俣病などの未解決問題も含めて長い間過去を引きずってきた問題のほとんどが解決したからだと思います。
しかし二十一世紀に向ってこの国の在り方をどうするといった、未来の問題はずべて先送りになったんです。理念や政策が違うんですから、過去についての妥協は可能でも、未来に向っての設計図を一緒に描くのは難しいということです。そこで参議院の過半数割れを補って、自民党の政策を実現するためには、政策の合意ができる政党と連立を組む以外に方法はありません。「当面の政局を安定させるための手段じゃないか」「数合わせじゃないか」との批判もあるようですが、更に高い次元で考えると、この連立は正統な民主主義グループを結集できるよい機会になるんじゃないかなあと私は考えているんです。
「前時代の指導者は国家といいたがるが、私は国民といいたい」などとことさら国家と国民を対立させたがる加藤紘一先生。「国家を市民の上に置く梶山さんが総理になったら核武装するのでは」と質問するマスコミ。「戦後民主主義を育て担った世代に国家の栄誉はふさわしくない」と文化勲章を辞退した大江健三郎等々。私に言わせりゃ、まがいものの民主主義を本物の民主主義と誤って納得してしまった被害者がこの人たちと思っています。
民主主義というのはそもそも国家を運営していく原理であり、制度なんです。それを戦後の学校教育では国家と民主主義とは相容れないかのように教えるようですから、国の威信とか国旗の尊厳といったものがわからなくなるわけです。
終生を自由主義者として一貫した自由民主党総裁故石橋湛山は戦時中軍部からその自由思想を圧迫される中、次男を海軍に徴兵され戦死させていますが「私は自由主義者であるが、国家に対する反逆者ではない」と言いきっています。自由の精神と愛国との統合であり、真の自由主義者、正統民主主義者の真髄と思います。
私はこの際、日本に特有の戦後民主主義なるいかがわしいというか、不純な民主主義を信じている方々と、普通の民主主義というか、正統民主主義派とに政治家は分かれてみるべきではないかと思っているんです。自自連立によって自民党に分裂がおこり、連立反対派が分党し菅直人率いる民主党と一緒になる。また入れ替わりに今は民主党の傘の下に入ってはいるが、旧民社党、旧自民党の政治家で正統民主主義派の方々が、自自派に合流すると、本格的な政界再編になっていくと確信します。
確かに純粋な原理原則だけで事が動かないのが政治であります。しかし大衆迎合方のポピュリストと呼ばれる無思想、無節操な政治家がその数をふやしていく中、やはり共産主義者や全体主義者とはキッパリ手を切って、日本の二十一世紀の国の在り方を真剣に考える政党や政治家を育てるべきです。
正統民主主義は、共産党とは世界観がまったく異なるんですから、その相違をウヤムヤにしないで、譲歩せず「反・反共」の立場を明確にできる政治家や政党の結集に努力していく覚悟です。「嘉麻の里」1999年1月号

飯塚市での講演2(2008/1/5)
そして本日の報道2001で発表された世論調査、麻生さんついにトップです!
報道2001世論調査(1月6日放送)
【問5】あなたは、次の自民党総裁にふさわしいのは誰だと思いますか。次の中から1人選んでください。
麻生太郎 32.4%
小池百合子 6.8%
小泉純一郎 22.2%
高村正彦 1.2%
谷垣禎一 3.2%
中川昭一 3.0%
額賀福志郎 0.8%
町村信孝 3.0%
山崎拓 2.0%
(その他・わからない) 25.4%
限定的な調査(首都圏成人男女500人対象)ではあるんですが、「わからない」などの選択肢も含めて一番! 嬉しいなあ。
ただ同じ調査では肝心の政党支持率が民主党に随分水をあけられています。(もっともこの調査では半数近くが「まだ決めていない」ともなっているんですが。)
選挙は直前の風向きでだいぶ結果に変化がありますが、かなり苦しい情勢であることは確かです。
でも麻生さんが、前向きさを捨てることなんて決してないでしょう。
「松本純の国会奮戦記」の1月5日の項には、松本さんのご友人からの情報として、昨日の麻生さんの講演の様子が記されているのです。
さらに第2回目の新春の集いでは、「男は何度でも勝負すると申しましたけど、何となく、負けて引き下がるのはあまりおもしろい話じゃありません。男がすたっちゃーいかんと思って、最後まできっちりけじめをつけてやらにゃいかんと、自分なりに決意を新たに、と言うと、いかにも筑豊的表現で恐縮ですが、最後までがんばることと思っております。」と決意を述べたようで、ますます意気軒昂です。

「英語でしゃべらナイト・新春スペシャル」(2008/1/2)
2008.01.06 23:50 | 麻生太郎さんのこと |
トラックバック(0) | コメント(1)
|
トラックバック
トラックバックURL↓
http://dailytaro.blog78.fc2.com/tb.php/446-19dafabe
| ホーム |


